身体の仕組みを知る

首が持つバランサーとしての役割

この記事の要点

① 首は安定性(Stability)と可動性(Mobilyty)という相反する2つの機能を、同時に果たすことを常に求められている。
② 重たい頭が〝てっぺん〟に乗っかっているヒトは、力学的にメチャ不安定。
③ 首の機能を最大限に引き出すためには、正しい脊柱の弯曲バランスが保たれていることが大切。


どーも!

身体のお助け隊 隊長・トトノエ先生こと理学療法士の柳田 恵佑(@KSK_YGD)です!!

「身体の不調から抜け出すキッカケをあなたに」をコンセプトにブログを通した情報発信や、埼玉県春日部市に「猫背・ストレートネック専門整体・SANAXIA」を立ち上げて、パーソナルコンディショニングを提供しています。

さて。

前回の記事では、『背骨の歪みとストレートネックの関係性ついてお話をしました。

背骨の歪みとストレートネックの関係性 どーも! 身体のお助け隊 隊長・トトノエ先生こと理学療法士の柳田 恵佑(@KSK_YGD)です!! 「身体の不調から...

今回の記事では前回よりも少し踏み込んで、首が持つ役割について解説していきたいと思います。

首は自由度の高い関節

首の骨である頚椎(けいつい)は全部で7個あり、身体の前に向かって緩やかなカーブを描いています(前弯)。

このカーブがあることによって、体重比 約8〜10%(体重60kgの場合は約5kg)もある重たい、頭を効率良く支えています(イラスト①)。

<イラスト①>

こんな重たい頭を支える首ですが、非常に自由度が高いという特徴も併せ持っています(イラスト②)。

<イラスト②>

つまり、首は安定性(Stability)と可動性(Mobilyty)という相反する2つの機能を、同時に果たすことを常に求められています。

安定性ばかりを優先させてもダメだし、可動性ばかりを優先させてもダメ。

ちょうど良い塩梅(あんばい)を保つことが大切です。

だけど、首はちょうど良い塩梅を保つのが、実は結構大変なんです。

その理由を、順次解説していきます。

力学的に不安定な人間の身体

これからする話を理解するためには、重心と力学的安定の関係性を理解する必要があるため、少し物理の復習をしてみましょう(イラスト③)。

<イラスト③>

③ー1では、長方形の物体とその重心の位置を表しています。また、物体と床面が接している面のことを、専門用語で〝支持基底面〟と言います(支持基礎面は広ければ広いほど、力学的に安定します)。

重心が支持基礎面の範囲の中に収まっている場合、物体は倒れることなく安定します。

次に、③ー2をみてみましょう。物体を右から押しています。

重心が床に接した縁の上(支持基底面)を越えたときに、この物体は倒れます。

では、③ー3の場合をみてみましょう。③ー2よりも、物体の重心が高い位置にあります。

この場合、少ない傾きでも重心が縁の上(支持基底面)を越えてしまうため、③ー2よりも力学的に不安定だと言うことができます。

つまり、重心は低ければ低いほど力学的に安定し、高ければ高いほど力学的に不安定になります。

では、次にヒトの身体で考えてみましょう!

ヒトの身体は体重比 8〜10%もある重たい頭が〝てっぺん〟に乗っかっているので、先ほど解説した理屈で力学的にはメチャ不安定です(イラスト④)。

頭のわずかな傾きでも、身体には大きな影響を与えてしまいます。

<イラスト④>

だけど、ココで思い出してください!

重たい頭を支える首には、高い安定性と可動性(自由度)があります!!

この相反する2つの機能があるため頭が傾いても倒れることなく、姿勢を安定させることができます。

どういうことか? イラスト⑤をご覧ください。

体幹の傾きに対して頭を反対方向に動かすことで、身体のバランスを上手く保っています(=バランサー)。

<イラスト⑤>

これは、首の〝安定性〟と〝可動性〟が担保されていることで正しく機能します

このようにヒトは、重たい頭が〝てっぺん〟に乗っかっているという力学的な弱点を、首が持っている〝安定性〟と〝可動性〟を使うことで上手くカバーしているんです!!

日常生活の中で絶えず動き続けているヒトにとって、首のバランサーとしての役割は欠かすことのできない機能です。

バランサー機能の破綻

ただ、首がバランサーとして正しく機能するためには、弯曲バランスが保たれていることが絶対条件となります。

<イラスト⑥>


イラスト⑥に示したような弯曲バランスが崩れた状態では、重たい頭が前に出るため、首では安定化が最優先されます。

その結果、本来持っている可動性が制限されてしまいます。

この状態が長く続くと、バランサーとしての機能が損なわれてしまうため、首の不調だけでなく、バランス能力の低下も引き起こしかねません。

背骨の弯曲バランスを保つことは、首が持つバランサーとしての役割を最大限に引き出すためにもとても大切です。

まとめ

これまで解説してきたことを1枚のスライドにまとめると、このような感じになります。

私たちは普段、何も考えなくても重たい頭を支えていますが、「脊柱の弯曲バランス」と「首の可動性と安定性」の絶妙なつり合いの上に成り立っているということを、今回の記事では理解してもらえたらと思います。

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